高強度コンクリートに埋め込んだ高耐力アンカーボルトの引き抜き実験

 アンカーボルトは様々な接合部に用いられているが、まだその挙動が把握されたとは言い難い。支圧破壊やボルト破壊を避ける設計を施せば、アンカーボルトの引き抜き耐力は周辺コンクリートのコーン状破壊によって支配されることになる。コーン耐力は、アンカー埋め込み深さ、コンクリート強度などに影響されるが、その予測式はコンクリート強度300 kg/cm2 のものまでは日本建築学会により提案されている。然し、最近頻繁に用いられてきた高強度コンクリートに関しては未だに提案式が無い。さらに埋め込みが非常に深く、高いコーン耐力を持つものに対する研究はあまり成されていない。これらの観点から本研究がスタートした。また、ある目的で本研究の展開が行われているが、スポンサーの手前、その公表は後にしたい。


アンカーボルト引き抜き実験


高強度コンクリートのコーン状破壊


破壊部分の拡大図(左)とコーン形状の3次元プロット(右)